トイレのリフォーム
一般的にトイレのリフォームは、便器の交換、和式トイレを洋式トイレに変えるなどが考えられます。
地域によっては、下水工事に伴ってトイレのリフォームを考えている方もいるのではないでしょうか。現在和式トイレの方は、高齢になってからのことや安全面、使い勝手からいうと洋式トイレのほうが、さまざまな点で優れているといえるでしょう。
トイレの便器についてですが、便器の価格は、グレードによってかなりの開きがありますが、およそ便器の交換の場合、便器代プラス10万円程度の工事費でできると考えられます。
しかしながら、多くの場合、一緒に内装を換えたり、手洗い器をつけたりする場合がありますので、そのための費用は追加でかかることになります。
また、和式トイレから洋式トイレに変更する場合は、配管の変更やトイレ内の段差を無くす工事などが必要になってきますので、その分上乗せされてくることを念頭に置かなければなりません。
浴室のリフォーム
浴室は、家の中でも最もリラックスできる場所のひとつです。せっかくリフォームするのなら快適に過ごせる工夫がほしいですね。最近では、ジョットバスやサウナ、テレビなどを備えたタイプも出ていますし、入浴には関係ありませんが、便利な機能として浴室乾燥機を備えたものも出ています。自分のライフスタイルに合わせて選びたいものです。
浴室リフォームの方法には、在来工法にする場合とユニットバスにする場合とに分けられます。
在来工法によるリフォームは、設計図から床、壁、天井そして浴槽を施工していきます。それぞれ自分の好みを繁栄させることが可能で自由度は高いといえます。
工事期間は、およそ1ヶ月程度と長くなりますし、浴室を従来より広くとる場合は、壁を取り払ったりしなければならず、またその場合構造上の強度などにも配慮する必要があります。
ユニットバスの場合は、あらかじめ工場でつくられた浴槽や換気設備、給排水管、電気設備など浴室に必要な設備が備わっているため工期は、およそ1週間程度ですむ場合がほとんどです。また、全てがワンセットになっているため、防水性や断熱性も高いといえます。
リビングのリフォーム
リビングは、家族が最もよく利用するスペースです。それだけに、家族みんながくつろげて、居心地のいい空間にしたいものです。
リビングのリフォームで最も多いのが、ダイニングとキッチンを一体型にしたLDKにするタイプです。主婦が料理をしながらリビングで遊ぶ子どもに目が届くなどメリットが沢山あります。なかには、来客時にキッチンを見られることを嫌う方もいらっしゃいますが、その場合は、対面式にすれば多少解消されます。
場合によっては、開閉できる間仕切りを設置すれば、家族といるときは開けておき、来客時には閉じておくことでキッチンの独立性を持たせることも可能です。
また、リビングとダイニングキッチンに間仕切りできる仕切りを設けることで、来客が多い家などでは、家族との共存も可能になります。
リビングの内装は、できるだけ奇抜な色使いはやめてやさしい雰囲気を作り出すように工夫しましょう。さらに、夜の使用も長く、広さも大きいので省エネタイプの照明器具にすると電気代の節約になりますので、多少金額が高くても検討してみてください。
収納のリフォーム
長く暮らしていると『どこにこんなに物があったのだろう』と思うほどに物があふれてきます。収納が上手な人とそうでない人、また物を捨てられないなどの理由によりどんどん物が増えてしまうなど理由はさまざまですが、リフォームする際には、あるべき場所に収納スペースがないために物があふれてしまう場合が往々にしてあります。
つまり、生活をする上でしまいやすく、取り出しやすい場所に収納スペースがあることが重要です。大きな納戸が屋根裏にあってもキッチンで使うものを、一々屋根裏部屋まで取りに行っていては大変です。生活の動きに合わせて適切な場所に適切な収納があることが、収納上手になる秘訣かもしれません。
リビングや寝室などには、天井まである作り付けの収納スペースを確保すれば、空間の広がりを確保したままで収納力が上がりますし、階段下収納や出窓の下に収納スペースを設ければ、デッドスペースを有効に使いながら、使いたいものを使いたい場所の近くに収納することができます。